さぽろぐ

ビジネス  |札幌市中央区

ログインヘルプ


インフォメーション


QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 1人
プロフィール
ヒット商品応援団
「人力経営」という本を書きました。ヒット商品の裏に潜んでいる「人」がテーマです。取材先はダスキン、エゴイスト、野の葡萄、叶匠寿庵、桑野造船の経営リーダー。ユニーク、常識はずれ、そこまでやるのか、とにかく面白い経営です。星雲社刊、735円、新書判。

スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2007年07月12日

コミュニティに夢を描く 

ヒット商品応援団日記No183(毎週2回更新)  2007.7.12.

以前「家族のゆくえ」というテーマであるいは折に触れて、家族の崩壊やコミュニティの崩壊についてこのブログでも書いて来た。家族という単位から個人という単位への進行、個人化社会における様々な問題点としてである。未成熟な個人によって起こされる事件は後を絶たない。昨年度の児童虐待は37,000件を優に超え、子供の虐待死は50件に及んでいる。お年寄りの孤独死も増加し、各種ボランティアや行政はその対策を実行し始めている。以前にも書いた事があるが、65歳以上の高齢者が住民の50%を超える限界集落は全国で7873カ所にも及んでいる。一方、若い世代はと言えば、以前にも書いたが様々な依存症として現れて来ている。ケータイ依存から始まり、薬物依存まで多くの依存症が若い世代を覆っている。つまり、個人化とは孤独化ということでもある。

個人化社会を先行している米国でも同様に既にコミュニティはない。このコミュニティに替わって急増しているのが、周知のメガ・チャーチである。あの共和党ブッシュ政権誕生のキーマンとなった宗教保守としてのメガ・チャーチである。2000名以上の信者を有する教会をメガ・チャーチと呼ぶそうであるが、2007年にはこのメガ・チャーチは全米で1250カ所にも及んでいると聞く。一番大きなレイクウッド教会は4万人もの信者を有し、コンサートのような礼拝は全米に放映されている。こうしたメガ・チャーチには、「米国らしさ」が現れている。その「らしさ」とは、シングルマザーの悩みやアルコール依存症といった悩みまで多くの悩み相談といった「人を助けること」をビジネスモデルにしていることだ。なんでもかんでもビジネスにしてしまう米国ならではのことと思うが約80%の人が信仰心をもつ米国ならではの世界かもしれない。

さて、日本においてはどんなコミュニティ再生が動き始めているであろうか。数年前から一斉に動き始めた町おこし、村起こしといった地域活性化センターがやっているようなことは別として、新しい試みが個人の単位で動き始めている。少し前に書いた東京杉並の和田中学の中に「地域本部」を創り、コミュニティのコアにしようとする元リクルートの藤原校長のような行動が良き例である。あるいは、ベストセラーになった「ウェッブ進化論」を書かれた梅田望夫さんによるシリコンバレー5万人移住計画なんかも当てはまる。未来へとIT技術者の聖地に集まり、その精神を共有し合うという一種のコミュニティ創造である。今回、私が取材し「人力経営」の中に取り上げた福岡県岡垣町の「野の葡萄」なんかも当てはまる。代表である小役丸さんの「どこにでもある田舎を、ここにしかない田舎にしたい」という夢を語ってくれたが、私はそんなビジネスの取り組み方を「夢経営」と呼んだ。コミュニティ再生とは理想を描くこと、その精神を明らかにすることだと思う。日本のグランドデザインという言い方もあるが、もっと小さな単位で、個人の単位で「夢」が語られ始めている。(続く)

なお、「人力経営」のお求めはAMAZON以外のセブンアンドワイや紀伊国屋などのオンラインショップでお求めいただけます。(「人力経営」とキーワード入力すれば多くのオンラインショップが出てきます)  


Posted by ヒット商品応援団 at 12:35Comments(0)新市場創造