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「人力経営」という本を書きました。ヒット商品の裏に潜んでいる「人」がテーマです。取材先はダスキン、エゴイスト、野の葡萄、叶匠寿庵、桑野造船の経営リーダー。ユニーク、常識はずれ、そこまでやるのか、とにかく面白い経営です。星雲社刊、735円、新書判。

2022年10月09日

元気ですか~

ヒット商品応援団日記No810毎週更新) 2022.10,9

元気ですか~


アントニオ猪木が亡くなった。最後は難病との戦いの末であったが、亡くなる間際までその生き様をYouTubeで公開し、まさに闘魂の人であった。TVを始め追悼の映像が流されたいたが、誰もが強く記憶に残っているのはその「元気すか~」というメッセージであろう。前回のブログで「失なわれた30年」、つまりバブリ崩壊以降裏側の出来事について書いたが、その30年前の昭和を象徴する1人がアントニオ猪木であった。アントニオ猪木流に言えば、「元気」を失った時代にいるということである。

予測した通り、物価高騰の嵐の中に入り、さらに電気料金などの値上げも予定されている。最早従来のやり方、自己防衛手法では乗り越えられないところまで景気は悪化する。一方、百貨店の売り上げは好調で貴金属宝飾などの売り上げが大きいとされている。株価の好調さもあるが、なんと言ってもシニア世代を中心とした保有金融資産が2000億円を超えている。つまり、昭和の時代を表した「一億総中流」は死語隣となった。その中流層は一部資産形成そうへと向かったが多くの「中流」は平均所得から大きく下がった層へと向かっていった。米国ほどではないが、新たな「格差社会」が生まれているということである。そpれは総じて暗くギスギスした社会にいるということだ。
少し前に亡くなったコメディアン志村けんも昭和を代表とした1人であるが、「笑い」もまた、失った。

なかなか先に進んでいない昭和の時代風景についてブログに公開できていないが、振り返ってみるとそこには時代と戦う人たちへの「応援歌」があった。昭和のヒットメーカーであった阿久悠については数回書いたのでここでは触れないが、一貫して戦う人たちを応援してきたんtyーじシャンの1人があの中島みゆきである。1970年代後半研ナオコに歌わせた「「あばよ」が大ヒットしミュージシャンの位置を確固たるものとする。中でも中島みゆきらしさが強く出た歌が1900年代の「地上の星」や「宙船」である・。「失恋歌の女王」、「女の情念を歌わせたら日本一」などとよく形容されるが、「人生」のなかで常にぶつかる戦いへの応援歌がその本質である。阿久悠はそんなか時代を「歌もよう人もよう」といったが、中島みゆきは今なお昭和を生きてくれているミュージシャンと言えよう。
というのも初期の曲はまさに「失恋」をテーマとした曲が多かったが、バブル崩壊以降は混乱する「時代」をどう生き抜いたら良いのかそんな「人生」をテーマとした曲が多くなる。例えばヒット曲のなかったTOKIOから歌わせてほしいとのことから生まれた「宙船」の歌詞は次のように「生き様」を歌っている。

宙船/作詞作曲中島みゆき

その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

その船は今どこに ふらふらと浮かんでいるのか
その船は今どこで ボロボロで進んでいるのか
流されまいと逆らいながら
船は挑み 船は傷み
すべての水夫が恐れをなして逃げ去っても

その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな

この時代から10年。応援歌も変化する。その代表的な曲が「いきものがかり」が歌った「YELL」(2009年)であろう。周知のようにNHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲として制作された曲である。

YELL - いきものがかり

「"わたし"は今どこに在るの」と
踏みしめた足跡を 何度も見つめ返す
枯葉を抱き 秋めく窓辺に
かじかんだ指先で 夢を描いた

翼はあるのに 飛べずにいるんだ
ひとりになるのが 恐くてつらくて
優しいひだまりに 肩寄せる日々を
越えて僕ら 孤独な夢へと歩く

思春期の揺れ動く心の様(さま)を描いた時代の名曲である。いきものがかり と同時代を生きるある意味人生歌とでも呼びたくなるヒット作であるが、他にも「さくら」や「ブルーバード」などヒット作も多い。阿久悠流にいうならば「平成の応援歌」であり、いわば歌謡曲である。
応援歌として広く口ずさまれたのも歌詞に強いメッセージが込められているからである。アントニオ猪木を昭和を代表する1人としたのも、平成から令和と停滞・混迷が続く時代の応援歌の変化からもわかるように、「失われた30年」とは元気を失った30年ということだ。そうした時代模様を見ていくと求められているのはまさに元気そのものであると言える。ちなみにYELL を歌っていたのはあのZ世代である。彼らもまた「昭和レトロ」を遊びながら社会と戦っているということだ。(続く)


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Posted by ヒット商品応援団 at 12:58│Comments(0)新市場創造
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